PIACENZA 1733



PIACENZA家の歴史は、1600年代まで遡ります。 1733年、ピエトロ・フランチェスコ・ピアチェンツァがイタリア・ビエラ地区ポローネに最初の毛織物工場を設立。以来、現当主に至るまで、その血統と美学は一度も途絶えることなく受け継がれてきました。世界最古のミル(毛織物工場)の一つとして、その存在はイタリア服地業界の歴史そのものです。

The Cashmere Pioneer 1913年、当時の当主マリオ・ピアチェンツァは、未踏の地ヒマラヤへ遠征し、ネパールから最高級のカシミヤ原毛をイタリアへ持ち帰りました。まだ誰もその価値を知らなかった時代に「神の繊維」の可能性を見出し、世界に先駆けてカシミヤ文化を花開かせた功績から、彼らは賞賛を込めて「カシミヤの先駆者」と呼ばれています。

The Thistle (Cardo) PIACENZAのロゴにも刻まれている「アザミ(チーゼル)の花」。 これはブランドの魂であり、品質の証です。 彼らは今なお、乾燥させた天然のアザミの実を無数に並べ、回転させながら生地表面を起毛させる伝統技法を守り続けています。金属針では傷ついてしまう繊細な繊維も、アザミの自然な棘であれば、優しく、かつ力強く解きほぐすことができます。 この「アザミの魔法」こそが、PIACENZAの生地だけが持つ、とろけるような滑らかさと、波打つような光沢(ドレープ)の源泉なのです。